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介護職員への挑戦Ⅱ…利用者編

 6月10日 土曜日

 こんにちは、さかやんです。50代後半に初めて勤めたグループホームについて、少しずつ書いていこうと思います。
 今回は介護職員への挑戦Ⅱ入居者編です。

 私が勤めた施設は9室で利用者は9人です。最初の日に4人、次の日に3人というように順次入居されてきました。グループホームは認知症対応ですので、認知症の人たちというのはどんな人なんだろうとドキドキでした。
 ところが初めてお会いした利用者の皆さんはごく普通で認知症には見えない方ばかりでした。普通のお爺さん、お婆さんでした。

 と思っていたのは大きな間違いでした。どんなことがあったかは後程紹介します。
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 グループホームは共同生活で家事を分担したりすることにより認知症の進行を遅らせるなどと言われていますが、食事の準備などはお願いしても「できない。」と断られてしまいます。食事後の食器洗い、食器拭き、洗濯ものを干す、乾いた洗濯物を畳むなどは一部の方はやっていただきました。
 初めから「自分はしない。」と言われ仲間に入らない方もおられます。 

 一緒に生活しているうちにだんだんと職員と利用者の方とのコミュニケーションがとられるようになり、スムースに回転し始めます。午前と午後にレクリェーションをすることになっており折り紙やゲームなどを行い和気あいあいとした雰囲気も醸成されてきました。穏やかに過ごしていただくことが一番と思っていました。私たち職員は利用者の方のできないことを介助させていただくのが仕事です。
介護4

 実際の認知症の行動と思われるものをいくつか紹介します。
・ 夕方になると「今日はありがとう。夕方になったから帰ります。」と言って外に出ていこうとされる。
・ 突然に外に出て行かれる。呼びかけても返事をせずに顔つきが変わっている。
・ 食事を配っていると、全員にいきわたらないうちに自分の前のものをすぐに手を付け食べる。他の人の分まで食べられる。
・ 食事のおかずの一部をポケットに入れて部屋に持ち帰り、タンスに隠しこっそりと食べられる。
・ 夜中に徘徊する。
・ 汚物をタンスにしまい込んだり、壁に塗りたくったりされる。
・ 昼夜を問わず他人の部屋に入られる。
・ 入浴を拒まれる。
・ トイレに行かれない。
・ 大声で奇声を上げられる。

 などなどいろいろとあります。風邪をひいたら熱が出るのと同じように病気の症状です。

 介護の達人は、うまく気分転換をしていただき、穏やかな普段の生活に戻せるそうですが、なかなか難しいです。自分が手助けをしようとしているのに拒否されるということもあります。そんなときはチョッと悲しい気分になります。
 同時に自分が高齢になり認知症になった姿を思い浮かべるとつらい気分になります。

 介護の仕事に就いたからには人生の先輩に必要な手助けをすることにより穏やかな生活を送っていただくように頑張ろうと思っていました。


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コメント

大変な世界

おはようございます。
大変な世界ですが、良く決断しましたね。
尊敬に値しますね。
自分よりかは若いからのでしょうが、自分には絶対
出来ない仕事だと思います。
自分はもう介護を受ける側の年齢で、いつ認知症
が到来するか覚悟しているのが現実です。
到来しないことを望むだけですが・・・。

おはようございます

たびいくひとさん、コメントありがとうございます。私は介護が必要になった時に、面倒を見てくれる人がだれもいないことと、両親の関係では警察からよく電話をいただいたことなどから特別に介護に関心がありました。自分の始末を自分でつけられない時が来るのは情けない話です。

No title

こんにちは。はじめましてオッカイポと申します。
私の家族も要介護者と介護者がいます。要介護者は、私の母(95歳)。介護者は、私と妻、そして、今月介護施設に就職が決まった娘です。母をお風呂に入れるのは私の役目です。家族を自宅で介護する事は本当に大変です。母は2泊3日のショートステイに行ってくれています。この母のいない3日間の我が家は、文字通り天国のようです。介護施設のスタッフの皆さんには、感謝してもしきれない程です。介護の現場はきれいごとでは無い事は分りますが、さかやんさんは素晴らしい職業に就かれたと思います。ぜひ、頑張って下さい。

オッカイボさん、こんばんは。

ごめんなさい。ブログは以前の思い出なんです。今は働いていません。激励をいただいてありがとうございます。

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プロフィール

さかやん

Author:さかやん
こんにちは、50歳代で早期退職し何となく10年以上も経過してしまいました。日常のつれづれを綴っていこうと思います。